【ドラム初心者】電子ドラムか生ドラムか問題を解決します

ドラムスコの音楽持論

おはようございます。

 

本日はドラムを始めるなら生ドラムか電子ドラムか?というお話です。

今からドラムを始めようと考えているドラム初心者必見です。

 

生ドラムで始めた僕の意見を言うと、学べることがたくさんあるし、生ドラム叩けるようになれば電子ドラムは楽勝で叩けるので、生ドラムで始めた方がいいです。

 

かといって、電子ドラムで始めるのがダメというわけではなく。

どっちで始めてもいいんです。

大事なのは生ドラムと電子ドラムは何が違うんだ?っていうのをしっかり理解してどっちが自分に合ってるか、です。

 

ふたつの決定的な違いは音の出る仕組みです。

それがどう影響してくるのか?

 

本日はそこらへんを深掘りしてなんかいろいろお話するので目ん玉ひんむいてよくご覧ください。

 

生ドラム

生ドラムの音の出る仕組み

生ドラムは文字通り「生のドラム」です。

木とかプラスチックの筒に皮を張って皮を叩くとその振動が筒の中で響いて音が鳴ります。膜を張って音を鳴らすので「膜鳴楽器(まくめいがっき)」。

シンバル系は金属の丸い板を叩いてその振動で音が鳴ります。楽器そのものが振動して音を鳴らすので「体鳴楽器(たいめいがっき)」とそれぞれ呼ばれています。

 

なのですごく人間性が出るというか、今の自分の実力とか感情とかがそのまんまダイレクトに音に表れます。

特にダイナミクス(強弱)は電子ドラムではなかなか表現出来ないものがあります。

たとえばスネアのちょっとしたゴーストノート(鳴るか鳴らないかの装飾音のこと:主にリズムの味つけとか)だったり、シンバル系の微妙な鳴り具合だったり。

ペダルの踏み具合で微妙に変化するハイハットの音なんかは生ドラムの方がいろんな音色を楽しめます。

他にもスネアのリムショットはスティックの角度とか振るスピードとかで全然音が変わったりします。

チューニングをして音を変化させていろんな音を楽しめるのも生ドラムならでは。

 

そういう微妙な変化を楽しめるし、繊細な表現をする場合は生ドラムの方がステキですね。

 

生ドラムの大変なところ

少し込み入ったお話になりますが。

生ドラムは普通に叩いてもそれなりに音は出ます。

でもどうせならいい音を出したいじゃないですか?

いい音を出すためには相当練習を積まないといけないのでめちゃくちゃ時間がかかります。

いい音を出すためには、スティックの振り方だったり力の入れ具合だったりっていう、技術が必要な部分もありますが、チューニングをしてそのドラムのいい所を最大限に引き出すっていう、知識と経験が必要な部分もあります。

両方が合わさって初めて素晴らしい音が出せるのです。

知識は詰め込もうと思えばいくらでも詰め込めますが、経験だけはすぐにどうこうなるものじゃなくて、何回も練習したりライブしたり、レコーディングしたり。いろんなことを積み重ねてやっと分かってくるので、けっこう時間がかかってしまうのが少し厄介なところです。

音が騒音並みにデカいっていうのもデメリットですね。気軽に音を出せるような楽器ではないので、家に置いたりすることはなかなかできません。なので、練習するにはどうしてもオオゴトになってしまいます。

ドラムセットが置いてあるスタジオだったり軽音部だったり、公民館だったり、、、予約してその場所を何時間か押さえないと練習すらできないという。

 

そしてドラムセットを自分で揃えようと思ったらけっこうなお金がかかります。

ドラム類だけでもバスドラム、タム、フロアタム、スネアと最低でも4つは必要です。

それに加えてシンバルがクラッシュ2枚、ライド1枚、ハイハットが2枚。

さらにそれをセットするスタンド。

さらにさらにドラムセットが動かないように下に敷くマットなんかもあります。

 

仮に持ってたとしても、運ぶとなるとすごくかさばるので車は必須です。

それもけっこうなデカいのが…。

 

…ね?スゴいお金かかるでしょ?笑

 

生ドラムは表現が豊かなぶん、大変な部分もたくさんあります。

プロのドラマーを目指すなら生ドラムは必須なので、ここらへんを乗り越えるだけにはそれなりの覚悟と根性が必要です。

 

電子ドラム

電子ドラムの音の出る仕組み

 

電子ドラムはパッドを叩いてその振動をセンサーが感知して電気信号に変換して音を鳴らすっていう仕組みになっています。

音を鳴らすための大量の音源が電子ドラムの中には組み込まれていて、その中から自分の好きな音を選んで演奏することができるスグレモンです。

なので電源につなげばその瞬間からスピーカー・ヘッドホン・イヤホンなどなどから音が出ます。

その音のバリエーションは、メーカーとかお値段によっても変わってくるのですが、生ドラムの リアルな音もあれば、EDM・テクノのようなドラムマシンの音もあったりと、種類がひじょーーに豊富です。

それをボタンひとつで一瞬で変更することができます。

なので曲ごとに合わせて音を変えるなんてこともできるのが電子ドラムの最大のメリットです。

 

生ドラムでは曲ごとに音を変えたりなんて芸当は100%不可能です。

昨今の電子ドラムは見た目も本物のドラムっぽく仕上がってるし、音もめちゃくちゃいいモノが多いのでライブでもじゅうぶん使える感じに仕上がっております。

 

そんな電子ドラムは生ドラムと違って超初心者でもめちゃくちゃいい音が出ます。

生ドラムみたいにスティックの振り方とか力の入れ具合のような技術も、チューニングの知識も経験も一切関係ありません。

叩けば安定していい音が出続けます。

なんなら少しカタイものを落とすだけでもいい音が出てしまいます。

 

あと、電子ドラムはわりとどこでも演奏ができるのもいい所です。

生ドラムと違って騒音並みにデカい音は出ないので、自宅でもじゅうぶん演奏できます。

とはいえ。

まったく音が出ないわけではないので多少の配慮は必要ですが。

それでも生ドラムに比べたらクジラとアリンコぐらいの差があります。#言い過ぎかしら

さらに、生ドラムに比べると全然かさばらないので、運ぶ際にもデカい車などは必要ありません。

少し根性を出せば原付バイクや自転車でも運べます。

電子ドラムの大変なところ

電子ドラムは生ドラムに比べると表現力に劣ります。

昨今の電子ドラムは性能が素晴らしいのでずいぶん生ドラムに近い感覚で演奏できますが、それでもやっぱり繊細なゴーストノートだったり、シンバル系の微妙な鳴り具合とかは電子ドラムではなかなか表現し切れない部分があります。

パッドのセンサーの感度にもよりますが、繊細な表現を必要とするジャズなんかには不向きかもしれません。#もちろんやり方次第ですが

 

あと電子ドラムにはチューニングという概念がないので耳を鍛えることができないのもデメリットですね。

鍛えるという点でもうひとつ。電子ドラムは座った瞬間からいい音が出せてしまうので、スティックの振り方とか、力の入れ具合の技術面を鍛えることもなかなか難しいところがあります。

こう叩いたらこんな音が出る、みたいな基準を自分の中に作ることができないので。

 

そういう意味では「叩けば必ずイイ音が出る」は諸刃の剣ですねー。

 

まとめます

 

以上、生ドラムと電子ドラムの違いでした。

個人的には最初は大変ですが生ドラムで始めてたくさん練習していっぱい研究して、まずは生ドラムを叩けるようになった方がいいと思っております。

そうすればスティックの振り方とか力の入れ具合とかいろんな技術と知識・経験が身につきます。

 

そうなると電子ドラムはホントに楽勝で叩けます。

とはいえ。

 

生ドラム叩ける場所って限られてて、時間もとられるしお金もかかるしで大変なので初心者にはハードルが高いのも事実。#僕は初めてスタジオに1人で行く時死ぬほど緊張して心臓バクバクしてヒザがプルプルプルプルしていました

 

なので電子ドラムで始めてある程度練習してから生ドラムも練習する、なんてのも全然アリだなぁと思います。

いろいろなパターンが考えられるので自分なりにいろいろお試しください。

 

がんばりませう♡

 

 

それじゃーまた。

 

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