コピーとカバーの違い

おはようございます。

 

本日は「コピーとカバーの違い」について解説したいと思います。

 

簡潔にまとめるとコピーは原曲そのまま、カバーは自分なりのアレンジを加える、といったところです。

 

🔴コピー

コピーは英語で「複製」とか「複写」の意味です。同じものをそのままもうひとつ作るっていうことです。

 

これの意味そのまんまで、元々ある曲をそのまままったく同じように演奏する、っていうのがコピーです。「完コピ」なんて言い方をしたりもします。

耳コピでやるにしろ、楽譜をみてやるにしろ、とにかく一音ずつ丁寧に原曲のとおりに演奏していくのがコピーです。

 

今「耳コピ」なんて言葉が出ましたが、耳で聴いてどの音が鳴ってるかを分析して曲をコピーする、の略です。

 

これは耳がある程度鍛えられてないとできない、わりと高度な技です。

初心者にはなかなか難しいので、楽譜を見てコピーするのが一般的です。

 

でもそれはベースとかギターみたいに音階がある楽器の話です。

何弦の何フレットを押さえたらその曲の音が出るのかを楽譜は丁寧に教えてくれるので非常に便利です。

一方、ドラムは音の数がそれほど多くありません。メインで使うのはだいたいハイハット、バスドラム、スネアの3つで、間にシンバルやタムなどがちょこちょこ入ってくるぐらいです。

 

音数だけで言うと10にも満たないので、初心者でも耳コピはしやすいんです。

なので何回も何回も聴いてればすぐに耳コピできるようになります。

むしろ楽譜が間違ってる事のほうが圧倒的に多くてですね。

僕が楽譜を見てコピーしたのってたぶん最初の2、3曲ぐらいです。

その2、3曲の楽譜がもう全然原曲と違ってたので、楽譜の意味ねーじゃん、って思ってそこから楽譜見るのやめました。

 

楽譜を見ないので何回も何回も耳で聴いてフレーズをコピーしていました。

そういうことをしていたら耳が鍛えられるのと同時にフレーズもたくさん覚えることができて、この曲のココの部分はこのフレーズよりもこっちの方が合うんじゃね?みたいなことも考えれるようになって、原曲とはまったく違うアレンジになってたりしました。

 

こういうのを一般的にカバーととらえています。

 

 

🔴カバー

コピーが原曲をそのまま演奏するのに対して、カバーは自由度が増します。

たとえばイントロ→Aメロ→Bメロ→サビ、という曲の構成になっているものを、サビ→イントロ→Aメロ→Bメロ→サビという構成にアレンジしてみたり。

 

メロディはそのままで、コード進行・リズムを変えて全然違う曲調にしてみたり。

 

そういう感じで原曲の雰囲気は残しつつ、自分が好きなようにアレンジするのがカバーです。

 

時にはメロディラインも少しだけ変えたり大幅に変えたりもしてしまうこともあります。

 

とにかく自由度が高くて好きなように表現するのがカバーです。

 

カバーをするには、ある程度の音楽的な知識と技術、フレーズの引き出しがあった方が幅が広がります。

 

カバーアルバムとかって、「え!?全然違うやん!」ってなることもあると思うんです。

 

コッチの方がいい!ってなることもあれば、えー…原曲の方がいいわー…って思うこともあります。

 

でもそれこそがカバーの醍醐味でもあるわけです。

 

中には「あ、これカバーだったんだ」っていう曲もたくさんあります。

そしてオリジナルバージョンを聴いて幻滅してしまったりすることも。笑

 

まぁ。何が良いと感じるかはホントに人それぞれです。

 

ふと思ったのですが、カバーってマンガを実写化するのに似てるなぁと思いました。

 

それでは今日はこのへんで。

 

それじゃーまた〜。

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