おはようございます。
知ってるといろいろ役に立つドラマーのためのドラム用語集「は行」でございます。
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は行
ハーフシャッフル
シャッフルとイーブンの間ぐらいのちょっとハネた感じのリズムのことです。
バウンス・ビートと同じ意味です。
パール(Pearl)
世界三大ドラムメーカーのひとつです。
あとふたつはTAMAとYAMAHA。全部日本のメーカーっていうのがすごいですね。
ハイハット
シンバルを2枚重ねたやつです。
専用のスタンドにセットしてペダルを操作することで2枚のシンバルをくっつけたり離したりできます。くっついた状態をクローズ、離れている状態をオープンといいます。
それによって演奏者の意思で音色を調節できます。
倍音
音の成分のことです。音はたくさんの音の波(音波)で構成されていて、基音という音の基礎になる周波数に対して2倍、3倍の整数倍の周波数の音がたくさん重なっています。その基音以外の周波数のことを倍音と呼びます。
ドラムのような打楽器は不要な倍音がたくさん出ていることが多いので、ガムテープを丸めてドラムヘッドに貼ったりして倍音を抑えることをします。
ハードウェア
その名の通り、カタイ機材のことです。フットペダル、シンバルスタンド、ホルダーなどなど。
バウンス
バウンス・ビートとか呼ばれていて、シャッフルとイーブンの間ぐらいのちょっとハネてるぐらいのリズムのことです。そのハネ具合は曲、演奏者によって変わります。
ハコ
ライブハウスとかホールのことを「ハコ」と呼ぶことがあります。「こういう大きいハコでやる時は…」みたいな使い方をします。
特定のハコで専属的に演奏するバンドのことを箱バンと呼んだりすることもあります。
ハシる
演奏中に、決められたテンポよりも速くなってしまうことです。テンポの速い曲でけっこう頻発しております。対義語→モタる
バス・ドラム
ドラムセットの中でいちばん大きいサイズのドラムです。略して「バスドラ」。サイズは18〜26インチぐらい。ドンッ!!とお腹に響くような重低音が鳴り響きます。音楽をやる人たちは「バスドラ」だと長いのか、「キック」と呼ぶことが多いです。
「ベース・ドラム」と呼ぶこともあります。略して「べードラ」。
正面から見た時、ヘッドに穴が空いてるのはそこからマイクを突っ込んで音を拾うためです。
バックビート
めちゃくちゃ雑に説明すると4分の4拍子で2拍、4拍目にアクセントをおくビートのことです。これは非常ーーーーに奥の深い話なので別で。
ハネる
タッカタッカタッカタッカ、と文字通りハネたように聴こえるリズムを「ハネる」と言います。この世にはイーブンかハネたリズムしか存在しません。
ハネたリズムの中でもシャッフル、バウンス、スウィングといろいろございます。
ハーフ・オープン
ハイハットを閉じ切らないで微妙に浮かせた状態にすることです。
閉じた状態だと「チッ」って歯切れのいい音が鳴りますが、ハーフ・オープンだと「チーー」って少し音が伸びます。
曲の雰囲気によって、そんなにガッツリいきたくないけど歯切れよすぎてもなぁ…って時に便利です。
パラディドル
ドラマーなら一度は耳にしたことがあるハズ。#個人の見解です
スティックを上手にコントロールするための基礎練習を「ルーディメンツ」と呼ぶのですが、ルーディメンツの王様と言われているのがパラディドルです。
「パラ」と「ディドル」を組み合わせた言葉で、パラは左右交互に2回打つことで、ディドルは片方どちらかで2回打つことを言います。
基本的なパラディドルのフレーズは「RLRR LRLL」で、他にもいろんな組み合わせがあります。
パルス
ラピュタの滅びの呪文は「バルス」です。
音楽の世界では「周期」という意味で使われる言葉です。本当の意味は脈拍とか、一定の幅を持った音波のような波を表した言葉です。
半テン
テンポを半分に落としたように聴こえるアレンジのことです。
PA(音響)
ライブハウスの音響の人のことをPAさんと呼びます。PAはPublic Addressの略で、直訳すると「公共に伝える」で、観客に音を届けるという意味です。
ミキサーを駆使して音を混ぜ合わせてすべての楽器のバランスをとってスピーカーから音を出す音のスペシャリストさんです。
BPM
1分間に何回打つかっていう意味のテンポを表す言葉です。
Beats Per Minuteの略です。
ピッコロ
スネアドラムの一種で、深さが浅いものを「ピッコロ」と呼んでいます。
ドラゴンボールに出てくるピッコロ大魔王はここからきています。あれはナメック星特有の言葉で「違う世界」という意味ですが、本来はイタリア語で「小さい」という意味です。
ちなみにピッコロ大魔王が自ら産んだ手下の名前は楽器の名前からきています。タンバリンとかシンバルとかドラムとか、、、。
ビーター
フットペダルの先の部分のことです。
バスドラム・ヘッドに当たる部分の材質はフェルト、木、樹脂などなどいろいろございます。
ピッチ
音の高さのことです。
ドラムにおいてはドラムヘッドをカンカンに張った音程の高い状態をハイピッチ・チューニング、ゆるゆるの音程の低い状態をローピッチ・チューニングと言います。
ビート
本来、心臓が脈を打つ拍動のことを英語で「ビート(BEAT)」と言います。日本語だとリズムのことを指します。8ビートとか16ビートとか。
ヒール・アップ&ヒール・ダウン奏法
足の奏法のことです。ペダルからカカトを浮かせた状態で足全体を使ってペダルを操作するのがヒール・アップ、反対にペダルにカカトをつけた状態のまま足首を動かしてペダルを操作するのがヒール・ダウン奏法です。
一般的にはヒール・アップ奏法が多いのではないかと思います。ヒール・ダウン奏法はふくらはぎの前の筋肉を使うので、めちゃくちゃ疲れます。
ヒール&トゥ奏法
バスドラムの2回速く踏むための奏法です。
1打目はカカトで踏んで、跳ね返ってきたフットボードをつま先で踏んで2打目を鳴らす奏法です。
フィルイン
曲の中でAメロからBメロに移る時とか、Bメロからサビに移る時などに使われるフレーズのことです。盛り上がるためのフィルインもあれば、静かに落とすためのフィルインもあります。
オカズとも呼びます。
深胴
胴が深いドラムのことです。
フット・クローズ
ハイハットをペダルを踏むことで「チャッ」っていう音を鳴らす奏法のことです。
ジャズとかでよく使われております。
フット・スプラッシュ
ハイハットのペダルを踏んですぐ足を浮かせてオーケストラのシンバルのようにジャーンと鳴らす奏法のことです。
フット・ペダル
バスドラムの音を鳴らすための機材です。
踏んだ力がビーターに伝わる機構をドライヴ方式と呼んでいて、チェーン、ベルト、ダイレクトがあります。メーカーによって踏み心地が全然違ってくるので、ドラマーが最初に買う機材のひとつです。
フープ
ドラムヘッドをシェル(胴体部分)に固定する枠のことです。金属製のものが多いです。
プライ
合板を構成する層のことです。シェル(胴体部分)に使う合板は木製のものと金属製のものがあって、板を3枚ぐらい重ねたり、40枚ぐらい重ねてるものもあったりと、いろいろござります。
ブラケット
タムやフロアタムの側面につけられてる固定するためのパーツです。
ブラシ
文字通りブラシのような見た目のスティックです。
ジャズで使われることが多くて、普通のスティックと同じように叩く奏法と、ヘッドを擦って「ザーッ」っていう音を出すスウィープ奏法があります。
フラム
スネアを両手で叩く奏法です。
叩く時にタイミングを少しズラすことでその部分が強調されるので、ブレイクの時とかに使うことが多いです。
フランジ
金属フープの折り返しのことです。
シングル、ダブル、トリプルがあって増えれば増えるだけ音がタイトになります。
プリプロ
レコーディングの事前の準備のことです。
レコーディングは時間が限られている中、いろんな楽器を録音しないといけないので、曲の構成、リズムパターン、アレンジ、どんな音を入れるかなどなど、いろんなことを細かく決めてレコーディングをスムーズに進めるためにプリプロを行います。プリプロをしていないと、レコーディング現場であれこれ悩むことになってしまって、時間とお金がムダになってしまいます。
プリプロダクションの略です。
ブレイク
曲の途中で急に演奏を止めるアレンジのことです。演奏者全員で止まったり、ギターだけ残したり、ベースだけ残したり、いろんな方法があります。
ブレイク後にドカン!と入ると超気持ちイイです。#伝われ
ブレイクビーツ
ドラムが刻むリズム・パターンを波形編集とかで分解して、シーケンサー(自動再生機器)で新たにリズム・パターンを作ったりする手法のことです。ヒップホップとかでよく使われておりますです。
ブレイクビーツっていうジャンルがあるほとです。
フロア・タム
床に置くタイプの少し大きめのタムのことです。3本、もしくは4本足がついていて、バスドラムとタムの中間ぐらいの低い音が鳴ります。
プロ・ツールス(Pro Tools)
DAWのソフトウェアのひとつです。DAWはデジタル・オーディオ・ワークステーションの略で、PC上で音の波形やMIDIデータを編集したりして音楽を作るソフトのことを言います。
ヘッド
ドラムの皮のことです。昔は動物の皮を使っていたそうです。1950年あたりにプラスチック製のヘッドが開発されてからはそれが主流になっています。
変拍子
たいていの音楽は4分の4、4分の3拍子が多いですが、たまに4分の5拍子とか、4分の7拍子みたいな不規則な拍子が使われることがあって、それを変拍子と言います。
リズムに変化をもたせて印象に残る感じに仕上がります。
ポリリズム
ひとつのリズムの中に違うパターンのリズムが組み込まれていることです。
分かりやすいところでいうと円広志氏の「夢想花」とか。
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