おはようございます。
知ってるといろいろ役に立つドラマーのためのドラム用語集「さ行」でございます。
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さ行
サウンドエッジ
ハイハットの名前です。パイステというシンバルメーカーが開発したハイハットです。ボトムのエッジが波打っているので、ハイハットを閉じた時に空気が抜けやすくなっている仕様になっております。サウンドエッジという名前は固有名詞です。略してサンジですね。
サスティン
音が発生してから途切れるまでの伸び具合のことです。「サスティンが長い」みたいな使い方をします。サスティンって言ったりサステインって言ったりしますが、どっちでもいいです。サスティンティン。
サブディヴィジョン
サブディヴィジョンは「細分化」という意味です。要するに音符を細かく感じることです。4分音符でバスドラムを鳴らしながら頭の中で16分音符を刻む…みたいなことです。
ワタクシドラムスコが常々言っていることです。
詳しくは▼▼▼
⇒【永久保存版】リズム感を鍛える方法:リズムを細かくとらえれば楽勝です
ボーイズラブのことをサブなんて言ったりします。
サンプリング
いろんな音を録音して音源として使うことです。楽器はもちろん、壁を叩いた音とか動物の鳴き声とかその他もろもろ。
短い音をサンプリングして打楽器みたいに使ったり、ちょっとしたフレーズをサンプリングして楽曲に組み込んだりできます。ヒップホップなんかはけっこうサンプリングを多用してるジャンルです。いろんな使い方ができるので、表現の幅が圧倒的に広がるのが面白いところですね。
ワタクシドラムスコも多用しております。
サンバ・キック
これ。
ブラジルのサンバのスルドっていう大太鼓みたいなやつの奏法を真似たものです。
シェイク
これ。
いろんな楽曲で使われているこのリズム・パターンのことをシェイクと言います。
シェイクシェイクブギーな胸騒ぎ♪
シェル
ドラムの胴体の部分のことです。
材質は気を使ったり金属を使ったりアクリルを使ったりさまざまです。
シグネチャー
シグネチャー・モデルのスネアとかありますよね。シグネチャーは「署名」とか「サイン」っていう意味で、「人の名前を冠したスネア」ってことです。
いろんな楽器でシグネチャー・モデルはあります。
シーケンサー
演奏データを記録して自動演奏で再生させる機械のことです。
ちなみにこれはシークァーサーです。
シモンズ
電子ドラムの元祖と言われています。
六角形のパッドが特徴です。今でこそRolandとかYAMAHAとたくさん電子ドラムは種類がありますが、「80年代までは電子ドラムといえばシモンズ」みたいな感じだったそうな。ワタクシはまだこの世に産声を上げていない時代、、、
シャッフル
ハネたリズムのことをシャッフル・ビートと呼びます。3連符の真ん中を抜いて「タッタ、タッタ、タッタ、タッタ」っていうリズムを刻みます。ジャズとかブルースなんかはシャッフルが多かったりします。シャッフルに対して普通の8ビートとか16ビートとかはイーブンと呼びます。でもイーブン・ビートとは言わないのが音樂の七不思議です。ワタクシは一度も「イーブン・ビート」と言ったことはありませぬ。
シングル・ストローク
その名の通り手を1回振り下ろす動作で1回音を鳴らすことをシングル・ストロークと呼んでいます。左右交互に叩くことをシングル・ストロークと呼んだりもします。
シングル・ヘッド・タム
打面にしかヘッドを張ってないタムのことです。
キャノンタムとかロートタムとかはシングル・ヘッド・タムですね。
片側しかヘッドがなくて音が共鳴しないのでサスティンが短くメロディックな音を出すことができます。
シンコペーション
ウラ拍にアクセントを置くリズムのことをシンコペーションと呼んでいます。
こんな感じの▼
「くう」という呼び方をすることもあります。
略して「シンコペ」(この呼び方する人いる?笑)
シンバル
金属で作られた板状の楽器です。
種類が豊富でハイハット、クラッシュ、ライド、スプラッシュ、チャイナなどなどいろんなシンバルがあります。さらにその中で厚さが違ったり、作り方が違ったり、金属の種類が違ったりホントにいろいろ種類がありすぎて楽器屋さんに行くと胸がトキメキます。
シンバル・レガート
こんな感じのライドのリズムパターンのことです。▼
ジャズでよくこのパターンを奏でていますね。
レガートは「途切れない」っていう意味で、曲の流れを止めないでシンバルを鳴らしておく、みたいな感じですね。
スウィング
音符で表すとシャッフルのリズムと同じく3連符の間がない感じなのですが、スウィングはその名の通り横に振るリズムです。
もっというと、1拍目と3拍目に重きを置いたリズムをスウィングと言います。
曲でいうと「シングシングシング」とか「茶色の小瓶」なんかがスウィングのリズムです。
スティック
ドラマーには欠かせない、ドラムやシンバルを叩くための棒のことです。
いろんなスティックがあります。木材はヒッコリー、オーク、メイプルなどなど。他にも樹脂性のものとか金属製のスティックも。中には光るスティックなんてのもあったりします。
今は亡きレッド・ツェッペリンのドラマー、ジョン・ボーナム「ボンゾ」氏は素手でドラムを叩くというパフォーマンスをやっておりました。
「バチ」っていうと怒る人がいたりするので注意してください。
ストレイナー
スネアの裏にあるスナッピーのON/OFFを切り替えるスイッチのことです。
スナッピーを固定してるところが2つありますが、固定する側をバット、動く側がストレイナーといいます。
ストローク
スティックでドラムとかシンバルを打つ動きのことです。ストロークにはいろんな種類があります。
⬛︎シングル・ストローク
基本となるストロークで、1回の振り下ろす動作で1回音を鳴らすストロークです。
⬛︎ダブル・ストローク
1回の振り下ろす動作で2回音を鳴らすストロークです。1回目叩いた後にそのリバウンドで上がったスティックをもう1回手首や指を使って振り下ろすテクニックです。コツは2打目を強めにすることです。
⬛︎アップ・ストローク
普通のストロークの後に強い音を叩くためにスティックを高いところまで上げるストロークのことです。
⬛︎ダウン・ストローク
アップストロークの反対で強い音を叩いた後に普通のストロークに戻すために打面から近い位置で止めるストロークのことです。
⬛︎タップ・ストローク
普通のストロークを続けて2回続けるために打面に近い位置で止めるストロークです。
⬛︎フル・ストローク
強い音を連続して叩くためのストローク。スティックを高いところまで上げて叩いた後、もう1回強い音を叩くためにスティックを高いところまで上げるストロークです。
ストロークってこんなにたくさんあるんですねぇ。
スナッピー
日本語にすると「響き線」です。なんとも頼りない感じですね。笑
スネアの裏に付いてるザラザラ音が鳴るやつです。スナッピーがあるからスネアはあの独特のタァン!っていう音が鳴るし、ロールみたいなドゥルルル…っていう表現ができます。
英語ではSnare Wire(スネア・ワイヤー)と言います。
ちなみに、響き線はスネアのことを指します。
スネア
正式名称は「スネア・ドラム」です。
ドラマーはマイ・スネアを持っていることが多いです。それだけスネアは叩く率が高い楽器と言えます。
マーチングバンドの小太鼓はスネア・ドラムです。
スネア・ベッド
スナッピーをボトムヘッドに密着させるためにシェルの一部分を凹ませているところのことです。
この幅と凹み具合でスナッピーと密着度が変わって、それが音にも大きく影響します。
スプラッシュ・シンバル
シンバルの一種でサイズが6~12インチ程度と、小柄なのが特徴です。小柄なので高音で歯切れのいい音が鳴ります。音の伸びもあまりないので静かな曲で少し色気を出したい時とか、ちょっとした隙間に使うと最高です。
こんな音▼
スライド奏法
バスドラムを速く2回鳴らすためのテクニックです。1打目はフットボードの真ん中あたりを踏んで2打目はその足を打面方向にスライドさせてその動きでフットボードの奥を踏みます。
同じ要領でハイハットも2回連続で速く鳴らすことができます。
僕はスライド奏法はあまり使いません。
スリップ・ビート
これです▼
普通なら2、4拍のところにくるスネアの位置をわざとズラしてリズムに変化を持たせるビートのことです。
スリップは英語ですべる、とかこけるの意味です。まさにずっこけるようなリズムですね。
スレイヴ・ペダル
ツイン・ペダルのビーターが無い方のペダルのことです。
スレイヴは副次的な、という意味の英語です。「奴隷」という意味もあります。
スローン
ドラムのイスのことをスローンと呼びます。僕はこの名前で呼んだことがたぶん数回しかありません。普通に「イス」と呼んでいます。
座るところが丸い形をしているのが一般的ですが、お尻にジャストフィットするような形のものだったり、背もたれが付いてるやつがあったり、いろいろです。
センター・ビード
ブラスシェルの真ん中部分にある膨らみのことです。LUDWIG社が1910年に開発しました。最初は2つのシェルをこの部分で接合していたそうです。真円を保つにはこれがあるといいんだとか。
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