ドラムが上手くならない人の特徴3選

楽器のこと

おはようございます。

 

本日は「ドラムが上手くならない人の特徴3選」というお話です。

 

ライブハウスでPAをしてた時に、年間100人以上のドラマーさんを見ていたので、信ぴょう性バツグンです。

 

本日お話するのは以下の3つです。

 

①自分の音を客観的に聴けていない

②毎日練習しない

③何も考えていない

 

 

順番に解説します。

 

①自分の音を客観的に聴けていない

自分を知るっていうのはすごく大事なことです。

今の自分がどれぐらいドラムを叩けるのか?を知って、良いところはどんどん伸ばせばいいし、ココはまだまだだなぁ…って思うところは練習を積んで改善すればイイのです。

 

ただ、演奏中は叩くことに必死になっちゃったりするので、「自分がどんな演奏をしてるのか」っていうのがよくわからないんです。

 

なので、録音するとか、動画を撮るとかして自分を客観的に観る、っていうのがすごく大事です。

 

演奏中は「おれサイコーじゃん!」って思ってても、後で録音したものとか撮影した動画とかを聴くと、あれ?って思うことがたくさん出てきたりします。

 

逆も然りで、「ココめっちゃいいじゃん♡」っていうところもあったりするので、悪いことばかりではありません。笑

 

🔴チェックするところ

では客観的に聴く時に、どんなところに注意して聴けばいいのか?

基本的には以下の3つです。

 

・音がキレイに出ているか

・リズムは合っているか

・強弱はしっかりできているか

 

⬛︎音がキレイに出ているか

ドラムは音の数がそんなに多くありません。曲になるとハイハット、スネア、バスドラムの3点でリズムを刻んでることが多いです。

そのひとつひとつの音がちゃんとキレイに出せているかをチェックしましょう。

どんなにリズムが正確でも、ひとつひとつの音の音量のバランスがバラバラだと、リズムもバラバラに聴こえてしまいます。

特にハイハットはリズムを刻むので、いちばん叩く回数が多いところで、けっこうバラバラになりがちなので、注意して聴くべきところです。

 

他にもタム、特にハイタム・ロータムなんかはわりと上の方にあるので、リムも一緒に叩いてしまったりします。そうすると、「トン」って鳴るはずのところが「ゴン」とか鳴ってしまったりすることも多いところです。

特にフィルインの時の速い連打なんかはよく聴いて、ひとつひとつちゃんと音が鳴ってるかをチェックしましょう。

 

⬛︎リズムは合っているか

ドラムはリズムの土台になります。

ドラムのリズムが不安定だと、他の楽器がいくら頑張っても、バンド全体が不安定に聴こえてしまいます。

僕らドラマーはリズムを安定させることは当たり前の話なのです。

それがドラマーの宿命です。

メトロノームとか曲に合わせて演奏したものを聴くと、ズレてるところが分かりやすいのですが、バンドでやったものは大幅にズレてたら分かりやすいですが、微妙なズレは、それを聴き分けれるだけのリズム感を持ち合わせていないとなかなか気づきにくかったりします。

 

そんな時は自前でリズム感を鍛えるか、リズム感がいい人に聴いてもらうといいと思います。

 

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⬛︎強弱はしっかりできているか

 

3つめは、「音の強弱をしっかり表現できているか」です。

自分では表現してるつもりでも、後で自分の演奏を聴いたら思ったほどできていないことが多いです。

 

ドラムの曲においての役割はボーカルが気持ちよく歌えるようにしたり、他の楽器の皆さまが気持ちよく演奏できるようにしたりする、いわば「裏方」のお仕事です。

 

ボーカルが静かに歌いたいのにドラムが音量MAXだと気分を害してしまいます。

他の楽器の皆さまも同じく、です。

 

そういった表現がしっかりできているか、をよく聴いてみてください。

 

そんな感じで、自分の演奏を後で聴くことで、演奏中には見えないことも客観的に見えてくるので、レベルアップにつながります。

 

②毎日練習しない

これはドラムだけに限らずですが、毎日毎日練習を積み重ねることでしかドラムは上手くなれません。

人間はいきなり上手くなるなんてことはほぼありません。#ごくまれに例外アリ

 

頭では理解できても、体がそれを覚えるまでは地道な練習の積み重ねが必須アイテムです。

それを長い時間をかけてやることで、少しずつ技術が自分のモノになっていきます。

 

そう。それはまるで、長い年月をかけて形を作っていく鍾乳石のように、、、。

ドラム上達に近道はありません。

でも遠回りを避けることならできます。

でもそれは後からわかったことです。

「あの練習方法は何も意味がなかったなぁ、、、」とか。

 

プロでも毎日毎日練習を積み重ねています。

それでも納得いかないことが多くて自分に嫌気がさしたりすることなんかほぼ毎日です。

上手くなるためには1日5分でも10分でも毎日継続して練習することが大事です。

 

③何も考えていない

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毎日毎日練習してるのに、全然上手くならない、、、。

その練習が何のための練習か、を考えながら練習していますか?

 

たとえば、代表的な練習方法に「パラディドル」というのがあります。

シングルストロークとダブルストロークを組み合わせたルーディメンツと呼ばれる基礎練習方法です。

メトロノームに合わせてやるやつです。

 

基本的に面白くもなんともない練習です。笑

地味なので。

僕も面白くないと感じたのでやっていませんでしたが、その時はそれが何のための練習なのかを考えてなかったからです。

だいぶ後にパラディドルがスティックコントロールの練習だと分かった時に、衝撃を受けました。

そうだったんだ!と。

 

それからというもの、パラディドルの基礎練習が面白くて仕方なくなって、毎日毎日2時間も3時間のめり込んで練習するようになりました。

そこからドラムの腕が飛躍的に上がったので、練習の意味を理解することって大事だなと身をもって痛感しました。

 

練習の意味だけじゃなくて、どうやったら上手くなれるか?を考えながら日々行動するのってすごく大切なことです。

 

アンテナを常に張るとでもいいますか。

 

たとえば、TikTokで動画を見てる時に野球のスイングのことを解説してる動画が流れてきたとします。

ここで、何も考えていない人なら「あー、なんか野球のこと言ってるなぁ、、、」ぐらいで終わってしまうのですが、常にドラムのことを考えながら生きている人なら、「この技術をドラムに活かせないかな?」的なことを考えに着地して、その方法を応用してなんとかドラムに活かそうとします。

野球は、バットを振ってボールを当てる時、当たる瞬間にグッと力を入れる方がボールは飛ぶんです。

ドラムも同じで、スティックが打面に当たる瞬間にグッと力を入れると、良い音が鳴るんです。

 

こんな感じで共通点があることがわかります。

 

…みたいなことを常に考えながら生活すると、パッと見、全然関係ないようなことでも、ドラムに繋がる部分があったりするんです。

 

その思考を積み重ねることで、練習にも身が入るし、そのぶん腕はどんどん上がっていきます。

 

まとめます

ドラムが上手くならない人の特徴3選をお送りしてまいりました。

 

①自分の音を客観的に聴けていない

②毎日練習しない

③何も考えていない

 

この3つの根本的なところはすぐにどうこうできるものではない、ということです。

客観的に聴くにはある程度耳を鍛えないとできない部分もあるし、そもそも自分の演奏を聴くこと自体、恥ずかしくてハードルが高かったりすることもあります。

毎日練習は気持ちの維持が大変で、なかなかできる人が多くないのが現実。

 

すぐにできるとしたら考えることぐらい。

これができるようになると毎日練習も全然苦じゃなくなるし、そうすると耳も鍛えられて、自分のどこを改善すればいいかも少しずつわかるようになってくる。

 

…ので!

 

まずはいろんなことを考えてみるといいんだと思います。

 

それじゃーまた。

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