ドラムが上手い人と下手な人の決定的な3つの違い

ドラムスコの音楽持論

おはようございます。

本日はドラムが上手いか下手かの議論です。

 

ドラムの上手い下手の感じ方は人それぞれあります。

なのでハッキリこれといった明確な境目はないに

等しいです。←すでに抽象的。笑

 

とはいえ。

 

ココは押さえといた方がいい、ということが3つほどあります。

『ドラムが上手い』と言われる人は、概ねこの3つはクリアしていて、反対に『下手』と言われる人は、どれかが欠けていることが多いです。

 

この3つを心がけて練習すれば晴れて『上手い人』の仲間入りです。

 

🔴音が大きい

🔴リズムが安定している

🔴表現が豊か

 

🔴音が大きい

まず、ココがいちばんのポイントといいますか、むしろこれだけでもじゅうぶん上手く聴こえてしまう、というウソみたいなホントの話です。

ドラムが上手い人は音が大きいのです。

「大きい」っていうと、力の限り叩いてるようなイメージを持ってしまうかもしれないのですが、言いかたを変えると、「音が抜けてくる」ということです。

音が抜けてくる、というのは他の楽器と混ざってもすべての音がハッキリ聴こえてくる、っていう状態のことです。

 

反対に「抜けが悪い音」というのは、他の楽器と混ざった時に埋もれてしまって何を演奏してるのかよく分からない音です。

 

なので。

 

「抜け」が良い音は音量が大きい、ととらえられがちですが、これは音が抜けてくるから「大きく聴こえるだけ」なのです。

 

音量だけが大きくても「抜け」てこない音というのはよくあるので、単純に大きい音=良い音ではないのが音楽の面白いところです。

 

じゃあどうすれば「抜け」が良い音になるのでしょうか?

 

先ほども言いましたが、単純に力任せに叩けばいい、というものではありません。

力任せに叩けば、たしかに音量は大きくなります。

でも、それは音が暴れてしまっているので、ただただうるさいだけの、ヘタしたら騒音と呼ばれかねないヤバいヤツです。

 

上手い人は音量が小さくてもハッキリ聴こえてきます。

 

そのカギを握るのは「力」ではなく、『速さ』です。

これはドラムに限らず、他の楽器も同じだし、なんなら野球のバットとかテニスのラケット、剣道の竹刀みたいに「何かを棒のようなもので打つ」ようなやつすべてに共通しています。

 

スティックを振る時に「速さ」を意識して練習するようにしてみてください。

それだけでも全然音が違ってくるハズです。

 

🔴リズムが安定している

ドラムが下手に聴こえてしまう原因のほとんどは「リズム」である、と言っても過言ではありません。

先ほどの「音が大きい」はすごく大切なことなのですが、それはあくまでも第一印象の話です。

最初の3秒ぐらいを「上手い」と思わせるなら音を大きくするだけでじゅうぶんです。

ところが。

3秒で終わる音楽なんてまずなくて、だいたい2分以上は演奏しっぱなしです。

その間、同じテンポを刻み続けなければなりません。

しかも1曲の中でも、Aメロは静かにして、Bメロから少しずつ盛り上げて、サビでドカン!みたいに、それぞれ雰囲気が全然変わってくることもあります。

下手な人は静かな部分はモタったり、サビはハシってしまったり、リズムのブレブレになってしまいます。

 

せっかくイイ感じに曲に入り込んでたのに、リズムが急に変わってしまったりするとせっかく盛り上がってた気持ちが一気に萎えてしまいます。

 

リズムを安定させるには「リズム感」を鍛える必要があります。

リズム感は生まれつきのものではなく、鍛えれば誰にでも身につけることはできるので、ご安心ください。

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ただ。

身につくまでの時間にはすごく個人差があって、理屈は分かってるのになかなかリズム感が身につかない、という人はたくさんいらっしゃいます。

でもこれは、シンプルに「練習量が足りてない」だけなので、頑張ってひたすら練習を積み重ねるしかありません。

 

🔴表現力が豊か

音楽の最大の目的は「聴いてくれてる人たちに感動を届けること」です。

ドラムが上手い人は先ほどの『抜けが良い音』や『安定したリズム』の土台の上に感情を込めて演奏しています。

 

感情を込める、というのはその曲のイメージだったりメッセージを汲み取って、自分なりに解釈して、それを音で表現することです。

 

テクニック的なことでいうと、音と音の間にタメを作ったり、ゴーストノートを入れたりして、どうにかこうにか曲を表現します。

 

中でも非常に有効な手段として、「ダイナミクス」があります。

 

ダイナミクスは音の振れ幅のことで、簡単にいうと「音の強弱」です。

 

たとえば、Aメロで音量をできるだけ抑えて、Bメロから少しずつ音量を上げていって、サビでドカン!と。

そうやって緩急をつけることで聴いてる人たちの心に響きやすくなります。

 

音が常に一定の大きさだと、感情のないノッペリとしたドラムになってしまって、つまらない印象を与えてしまいます。

 

コツは、できるだけ大げさにすること。

 

自分では強弱を表現してるつもりでも、聴いてる側にはそれほど伝わってない、ということはよくあります。

 

これでもかってぐらい大げさにやって、はじめてそれが強弱として伝わる、ぐらいの感覚です。

 

後、表現の手段として「体や顔を使って表現する」というのもかなり使えます。

たとえば、サビ前にブレイクがあったとしたら腕を大きく振り上げてみるとか。

 

そうすることで、「行くぞ!」っていう感じを視覚的に表現できて、聴こえ方も全然違ってきます。

 

こういうのはライブだけじゃなく、レコーディングとかでも有効です。

やっぱり体のアクションが音にも表れるというか、、、そういうもんだったりします。

 

🔴まとめます

ドラムが上手い人は『音』、『リズム』、『表現』この3つを見事に使いこなして曲を演奏します。

そしてそれは、繰り返しになりますが、「聴いてる人たちに感動を届ける」ためです。

 

あくまで音楽の最終的な目的はそこです。

 

そしてそのために欠かせないのは日々の練習の積み重ねです。

 

上手い人はもれなく、必ずどこかで練習を積み重ねてます。

 

それを人に見せるか否かは人それぞれで、何も練習してない、みたいに見せかけて実は誰も見てないところでコッソリ猛練習を重ねてたりします。

 

そしてもうひとつ大切なことは、どんな練習をすれば上手くなれるか?を常に考えることです。

そこらへんに転がってるようなささいなことがドラム技術向上に役立つことがけっこうあるので、それを見逃さないアンテナを常に張っとくのも面白いと思います。

 

とゆーわけで。

 

「ドラムが上手いと下手な人の違い」でした。

 

それじゃーまた〜。

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