【ドラムが上手くなる方法】初心者がスティック買う前にやる3つのこと

楽器のこと

おはようございます。

 

ドラムを始めてみたいけど何をしたらいいかわからない、、、

 

そんな疑問にお答えいたします。

ドラムを始める時に、まず手に入れよう、と思うのがスティックです。

 

あわよくばドラムセット一式を買って練習しよう、という方もいらっしゃいますが、けっこうなお値段がするのでなかなかそんな強者はいらっしゃらないでしょう。

 

そこでやっぱりいちばん手に入れようってなるのが「スティック」です。

 

が。しかし。

 

スティックだけ手に入れて、いざそのスティックを持って何かを始めようとしても、何をどうすればいいかわからない、、、。

どうしたらいいの?ってなると思うんですよね。

で、勇気を出してスタジオとかドラムセットが置いてある場所に行って、やってみたけど何もできなくて、面白くなくてそのまま買ったスティックを放置、、、、。

 

なんてケースが珍しくありません。

 

スティックだって決して安いものではないので、平均、1000円〜1500円ぐらいのものが一般的です。

しかも、そんな出来事があると、「二度とドラムなんてやりたくない」みたいなトラウマにもなりかねません。

 

せっかく興味を持ったドラムをそんな形であきらめてしまうのは実にもったいないです。

ドラム人口って圧倒的に少ないんです。

それは、気軽に練習できないとかっていう理由もありますが、そういった、入口の部分でつまづいてしまうケースも多いんです。

 

そんなふうにならないように、ドラムを始める前にやるべきことを3つ、お伝えいたします。

 

ドラムに興味を持ったらまず、これをやってみてください。

 

そしてこれができるようになると、早くスティックを買って試してみたくなります。

 

ザックリまとめるとこんな感じです。

 

1、ドラムの音を聴き分ける

2、手足をドラム仕様に仕上げる

3、最低限の音楽知識を得る

 

僕はこの練習をやって、初めてドラムセットに座った時に、いきなり8ビートを叩いて周囲にいた人たちの度肝を抜かしてやりました。

 

順番に解説していきます。

1、ドラムの音を聴き分ける

まず、ドラムっていう楽器が何をしてる楽器なのかを知ることから始めます。

言い方を変えると「耳を鍛える」です。

 

ドラムはこんな楽器です。

 

主に使ってるのは「ハイハット」、「スネア」、「バスドラム」の3つ。

これを使ってリズムを刻むとこんな感じになります。

 

これがいわゆる「8ビート」って呼ばれる、ドラムの基本中の基本のリズムパターンです。

 

世の中に存在するほとんどの曲でこの8ビートが使われています。

 

まずは自分の好きな曲、叩いてみたい曲のバックで、ドラムがどんなどのタイミングでどの音を鳴らしてるか、を聴き分けれるようになってみてください。

 

できれば細かいところまで聴き分けれるようになるぐらい耳が鍛えられると最高なのですが、いきなりそれはさすがにハードルが高いと思うので、最低限、今のはバスドラム!今のはスネア!ぐらいは聴き分けれるように頑張ってみてください。

 

最初は全然分からなくて当たり前です。何回も何回も聴きまくっていればそのうち分かるようになります。

 

これがドラムを始める時にいちばん最初にやることです。

これは何も用意するものはありません。

音楽を聴けるものがあればそれでじゅうぶんです。スマホでも、パソコンでも、ポータプル音楽プレイヤーでも。なんならテレビとかでもいいですね。

 

できればイヤホン、ヘッドホンがあるとより聴き分けることがやりやすくなるのですが、なくてもできます。ただ、精度が落ちてしまうので、あった方がいいかなーとは思います。

 

 

2、手足をドラム仕様に仕上げる

 

ドラムの音が聴き分けれるようななりましたらば。

それに合わせて手足を動かして、ドラムを叩く動きを体に覚えさせます。

ココでつまづいてみんな辞めちゃうんです。

 

ドラムは手と足を全部使う楽器です。

右手、左手、右足、左足。

ぜーんぶ使います。

 

人によっては頭も使って体全体で表現する方もいらっしゃいます。

 

そして頭以外はそれぞれがリズムに合わせて別々の場所を叩きます。

こんな感じで構えるのがドラムです。

 

こんなふうに手をクロスさせるのが一般的です。

 

まず。

スネアドラムといういちばん近いところにあるやつを左手で叩きます。

 

で、次にハイハットというシンバルが2枚重なってるやつを右手で叩きます。

 

そのハイハットを閉じたり開けたりするペダルがあるので、これを左足で操作します。

 

最後にいちばん大きいのがバスドラムと呼ばれてるやつです。

これを叩くためのペダルがあるので、これを右足で操作します。

 

こんな感じで、両手両足がそれぞれバラバラに違う場所を叩くのがドラムです。最初は左足は動かすことはないので、主に右手、左手、右足の3つを動かして音を鳴らします。

 

ドラムを演奏するにはこれができないと、ドラムセットを目の前にただただ時間だけがムダに過ぎていくっていう、地獄空間が生まれてしまいます。

 

これが学校とか公民館とか、お金のかからない場所ならまだいいのですが、音楽スタジオを借りてやるってなった場合、そのレンタル費用もムダになってしまいます。それこそ冒頭で言ったスティック代も、、、。

 

体ひとつでできること

じゃあ、まず何をすればいいのか?

それは、ドラムの基本中の基本、8ビートです。▼

 

まず。

右手はハイハットを叩くっていうテイで。

チッチッチッチッって8回動かします。

で、左手はスネアを叩くっていうテイで、右手の3つ目と7つ目に同時に動かします。

これが8ビートの動きになります。

 

ただただこれを延々と繰り返します。

 

この動きで机とかヒザとか太ももとかどこでもいいので叩くんです。

 

そんなに力を入れずに。

手首から先を柔らかく動かす感じで。

 

手を動かせるようになったら、足を右手の1つ目と5つ目のところに入れてみてください。バスドラムのペダルを踏むテイで。右足のカカトを上げて右手と同じタイミングで踏み込みます。

 

まずはこれをできるようになるために、四六時中練習してみてください。

移動中とか。

授業中とか。

仕事中とか。

 

できるだけ音を立てないように。笑

 

で。

これだけやってても何ひとつ面白くないので、できれば曲を流しながらやった方が楽しさ倍増します。

音楽を流せる状況じゃない時は、脳内再生しながらやるといいと思います。

 

この時に流す曲はなんでもいいのですが、できれば好きな曲がいいですね。

それか、この曲のドラム叩いてみたいな、っていう、興味がある曲。

 

そしてゆったりめの。

 

速い曲とかだとついていけなくてイヤになっちゃうので、やめた方がいいです。

 

この動きを何も考えずに、無意識にできるようになれば成功です。

体がドラムの動きを覚えているので、実際にドラムセットに座った時でも、ある程度叩けるようになっています。

 

ドラムはまずこの動きをできるようになることが基本です。

野球でいうとキャッチボールみたいなものです。

 

キャッチボールもすごく奥が深いんです。野球の基本はキャッチボールで、プロでも欠かさず毎日キャッチボールをしています。それぐらい大切なものだっていうことを言いたいだけです。#伝われ

ドラムのこの動きもすごく奥が深くて、僕自身いまだにこの練習は欠かさずやっております。

 

3、最低限の音楽知識を得る

 

絶対やらないといけない、ということはないのですが、あった方が理解はしやすいし、役に立つよっていうのが、「音楽の基礎知識」みたいなものです。

 

とはいっても。

 

小難しい音楽理論みたいなことを学ぶ必要は1ミリもありません。

ああいうのは、ちょっと専門的すぎて拒否反応が起きてしまいます。#僕は起きました

 

音楽が好きになって、もっと知りたい!ってなった時に勉強すればいいと思います。

 

知っといた方がいいのは以下の3つ。

 

・4分の4拍子

・小節

・テンポ

 

これぐらいならなんとか拒否反応が起きずに知れる範囲じゃないかなーと信じています。

 

音楽でいちばん大事なものは「リズム」です。

 

基本的に音楽は「1.2.3.4.」の4分の4拍子っていうリズムを曲が始まってから終わるまでずーっと繰り返しています。

そこにいろんなタイミングでいろんな楽器の音が乗っかっていって、ひとつの曲ができあがります。

 

ドラムもまさにそこにいろんな楽器がのっかってひとつのリズムパターンができあがっています。

 

そして。

 

その「1.2.3.4.」で区切ったやつを「小節」と呼びます。

曲によっていろいろありますが、だいたい8小節〜16小節でひとつの塊になってることが多くて、たとえばAメロ→16小節、Bメロ→8小節、サビ→16小節、みたいな構成になってたりします。

 

この「小節」っていう概念を理解しておくと、曲を覚えやすくなります。

 

真っ白な紙にその小節の数を書いて、「今演奏してるのはこの辺だな」とか考えながら曲を聴くと、耳だけじゃなくて視覚でも曲を理解できるようになるので、覚えやすくなるんです。

 

そしてその4分の4拍子、小節をどんな速さで演奏するか、が「テンポ」と呼ばれるものです。

テンポは1分間に何回音を鳴らすか、っていうのを数字で表したものです。

BPM(Beats Per Minute)と呼ぶこともあります。

 

テンポが速ければ勢いがあって盛り上がる曲になったりするし、遅くなると、しんみり聴かせるバラードに仕上がったりします。その中間ぐらいだと踊りたくなるような曲になってたりします。

 

速い曲

遅い曲

中間ぐらいの曲

なので、テンポの速い曲だと小節の数が少なくて、速い曲だと小節の数が多くなったりします。

 

この音楽知識は、なくても練習はできます。

ただ、知識として頭に入れておいた方が、曲に対しての理解度が深まって、楽しさが倍増するのでぜひ頭に入れてみてください。

 

ちなみに僕は、この最低限の音楽知識を学んだのは、ドラムを始めてからです。笑

なので、知識はなくてもドラムは叩けるようにはなります。

 

 

まとめます

この3つのうち、特に「音を聴き分けること」と「手足を動かせるようになること」をスティックを買う前に試してみてください。

 

これができるようになればドラムセットが目の前にあっても、何もできずに終わるっていうことがなくなります。

なんなら、ある程度のドラムなら叩くことができるようになっています。

 

ぜひ。

 

それじゃーまた。

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