おはようございます。
本日は8ビートと16ビートの違いを解説します。
結論、8ビートと16ビートの間に境目なんてありません。
音楽を聴く時にいちいち「この曲は8ビートだとか16ビートだ」とか思ったことなんてないでしょ?
僕も長年音楽というものに携わっていますが、そういう議論を交わしたことはほぼないです。
音楽やってる人間ですらこの程度でしかないので、音楽をやっていない人からするともっとどうでもいいことだと思うんです。
むかーしむかし、とあるセンパイの方に「16ビートのノリを出していかなアカン」みたいなことを言われたことがあって、「8ビートと16ビートの何がどう違うねん?!」と頭の中で論争が起きていたことはあります。
そしてそのセンパイとそういう議論を交わした記憶が微かにあるぐらい。
でもそのセンパイはそういうことを考えるのが好きで普段からそういうカテゴライズをしたりしていて、後輩たちにも教えたりしていたのですが、僕は一切興味がありませんでした。
そもそも僕の頭の中には
「音楽は自由」
っていう大前提があるので、そんな分類をすることがおこがましいと思っておりましたが、センパイの手前そんなことは口が裂けても言えません。
それでもあえて。
無理やり。
強引にでも分けるとするなら。
1小節を8個に区切るか16個に区切るかっていうことぐらいです。
でもそれを分けたところで、1小節の中に8分音符もあれば16分音符もあるし、もっというと2分音符、4分音符、全音符だってあるわけで。
ものすごく自由に音符は舞い踊っておるのですよ。
この時点でもはやそんな分類無意味なんです。
無意味だし、むしろ意識がそこに集中してしまって混乱を招きかねない。
だから8ビートとか16ビートとかなんてどうだっていいんです。
ただ。
その議論はなんかいまだにすごく頭の中に残っていまして。
それが何故なんだろう?って考えたら、僕はそもそもドラムを叩く人なのでそういう議論を交わすどうこうの前に、8ビートと16ビートを区別して練習してたことが確かにあったのです。
でもそれってハイハットを8分音符で鳴らすか16分音符で鳴らすかの違いだとか、キックドラムを16分音符で入れたりしたりだとか、あくまでドラム単体での話なんです。しかもそれが曲全体通してそーなのかというとそんなことはなく、あくまで何小節とか一部分にフォーカスした時のみ。
しかもドラムが16ビート刻んでる上に8分音符並べる曲なんて星の数ほどあるので、その時点で曲全体が8ビートだとか16ビートだとかっていう分類なんて無理ゲーじゃねぇか、と。
そういう区別をしてしまったら音楽は自由じゃなくなるなぁ、なんて思っていたところにセンパイ登場でした。
なので僕の頭の中にはけっこう長い間「8ビートか16ビートか論争」はけっこう頭に残っておりました。
それを動画にしたためたのがこちらです。
この動画を作った時はなんとか8ビートと16ビートの違いを提示してみせようと頑張ったのですが、結局演奏者が共有すれば曲がまとまるっていうところまでしか持っていけておりません。笑
でも実際演奏する時にそういうことを意識してやってるかというとそうでもなくて、なんなら僕は自分で「細かく刻んだ方がリズムは安定する」的なことまで言っちゃってるんです。
⇒【永久保存版】リズム感を鍛える方法:リズムを細かくとらえれば楽勝です
だからそこにはけっこう矛盾が生まれてしまってて、しかもそのことについて触れてるのは前半の2分程度。笑
それから後はずーっとアレンジのこととか曲に込められた想いとかについての話しかしてなくて、いかにこの「8ビートか16ビートか論争」が的外れなことかっていうことの証明になっちゃってたりします。笑
とゆーわけで。
8ビートと16ビートの違いは楽器単体で、しかも一部分にフォーカスした場合のみでなら議論するのはすごく意味のあることだというところに結論を持っていきたいと思います。
でも16ビートのドラムの上に8ビートのベースをのせることでしか生みだせないグルーヴとかもあるのですよ。
そーなってくるともはや8ビートなのか16ビートなのかの区別をどこでするんだ?ってことになってしまうので、やっぱりこの「8ビートと16ビートの違い」っていうのは、議論するだけムダなことなんだという結論にします。
長々とありがとうございました。
それじゃーまた。
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